かむりの里の物語《6》

弘安の碑

弘安の碑

弘安8年(1285年)に建てられた、泉区で最も古い石碑です。碑面には梵字の「ばく(釈迦如来の意)」と刻まれています。このような石碑は板碑(いたぴ)ともいわれ、亡くなった人の追善供養(ついぜんくよう)のために建てられたものと考えられています。
弘安の碑は各地にあり,その中には弘安4年(1281年)の蒙古襲来(弘安の役)との閥係があるものもあります。以前は根白石字車屋敷に建てられていましたが,昭和38年の土地改良事業に伴って、以前より北方200m程の現在地に移されました。その際、地名も「車屋敷」から「君が代」に変わりました。
また、かつてはヒリヒキ(百日咳ひゃくにちせき)は子供の難病でしたが、この病気にかかると稲わらをつないでこの碑を縛り、治癒を祈願する習俗がありましので、「しばり地蔵」とも呼ばれていました。冶った時のお礼参りでは、粉餅をお供えしたそうです。